液液界面の電気化学的不安定性

混じりあわない水｜ニトロベンゼン液液界面 の分子モデル図。

液液2相系に電解質を溶かして電圧を加えると、イオンが(溶媒和）自由エネルギーに応じて分配する。
また、親水性と親油性の部位をもつ両親媒性イオン(界面活性イオン)は電位に依存して界面に吸着する。
界面活性イオンが吸着する電位でのみ界面が不安定となる。

5年後の常識 : 電気化学的不安定性
100年の謎が、紐解かれる瞬間を見逃すな。

界面不安定性の概念図（笠原氏作）：
界面活性能をもつ分子が液液界面に吸着する電位では界面が不安定になる。
吸着→ミセル生成→界面横方向での吸着分子の濃度差→Marangoni instability
液滴のmovie CVと連動してます。(mpeg:9.4MB)
C12SO3-  DCE|W平面界面 (mpeg:2.2MB) C12SO3- + Span80 DCE|W 平面 (mpeg:2.2MB)
 C10NH3+ DCE|W 平面 (mpeg:7.5MB)